Railsのプロジェクトを新規で立ち上げるとき、「rails new」で雛形を作った後の設定や初期実装に、思った以上に時間がかかることはありませんか?
Claude Codeを使えば、プロジェクトの初期構築からルーティング設定、基本的なCRUD実装までを、ほぼ自動化できます。本記事では、Claude CodeとRuby on Railsを組み合わせて、最短30分で使える開発環境を整える方法を解説します。
Claude Codeとは
Claude Codeは、Anthropicが提供するAIペアプログラマーで、自然言語で指示するだけでコードを書いたり、既存コードをリファクタリングしたりできます。
特にRails開発では、定型作業の自動化とドキュメント化に強みを発揮します。
なぜRailsと相性が良いのか
Railsは「規約より設定(Convention over Configuration)」の思想に基づいており、開発者が行う作業の多くがパターン化されています。
Claude Codeはこの「パターン化された開発作業」を高速化するのが得意で、例えば以下を一瞬で生成可能です。
- モデル・コントローラ・ビューのCRUDコード
- ルーティング設定
- バリデーションや関連付けの定義
-
RSpecのテスト雛形
Claude Codeの導入方法(Rails向け)
前提条件
- Ruby 3.x
- Rails 7.x
-
Claude Code(ブラウザ版 または VS Code拡張)
ステップ
- Claude Code公式サイトでアカウント作成
- VS Code拡張をインストール(Claude Dev Toolsなど)
- Railsプロジェクトディレクトリを開く
-
Claude Codeと対話できるエディタペインを開く
プロジェクト初期構築をAIに任せる手順
例:ブログアプリの初期構築
Claude Codeに以下のプロンプトを送ります。
Claude Codeは、
rails generate scaffold Post title:string body:text published_on:date- マイグレーション
- Bootstrap CDNの追加
-
ルート設定
などをまとめて提案します。
Claude Code活用プロンプト例
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モデル設計
-
エラー修正
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設定ファイル編集
まとめ
Claude Codeは、Railsの初期構築作業をプロンプト1〜2行で片付ける強力な相棒です。
導入すれば、コードの入力にかける時間を削減し、本質的なアプリのロジック開発に集中できます。
次回は「Railsコントローラーの生成&リファクタリング」をClaude Codeで行う方法を解説します。


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